沿革
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ラジオアイソトープ(Radio Isotope (RI) :放射性同位元素)の医学利用は、1951年(昭和26年)に米国より輸入されたことに始まります。当時は該当する法規制がなく、日本アイソトープ協会(当時、日本放射性同位元素協会)を通じ、研究用として供給が開始され、その後の医療技術の発展に大きく貢献することになりました。
1960年になり、薬事法に基づく放射性医薬品の供給が開始されました。1970年代には、放射性医薬品の輸入を取り扱う製薬企業も増えて品目も多くなり、1971年には放射性医薬品(体内診断用放射性医薬品)を輸入する製薬企業は6社に達しました。
また1980年代になると、体内の微量な物質を測定する体外診断用放射性医薬品の開発と普及が急速に進み、20社を超える製薬企業から放射性医薬品が供給されるようになりました。
一方、1970年代後半から体内診断用放射性医薬品の国産化も進み、放射性医薬品原料専用の加速器(サイクロトロン)が国内で稼動し、
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Ga、
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Tl、
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I、
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Fなどのラジオアイソトープが製造されています。
放射性医薬品はラジオアイソトープを用いることから、一般の医薬品よりも遵守する規則が多く、安全取扱いに関する利用者への啓発、輸送時の安全確保など、放射性医薬品を取り扱う製薬企業には様々な企業活動が必要となります。このため、日本アイソトープ協会の協力を得て1971年に放射性医薬品協会(1981年に日本放射性医薬品協会と改称)が発足することになりました。
日本放射性医薬品協会は、加盟各社の緊密な連携を保ちつつ、取り扱う放射性医薬品の品質・有効性・安全性を確保することにより、医療の進歩と国民の健康増進に寄与することを目的としています。
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